アマルガムという歯の詰め物が、現在は保険適用材料ではありませんが、以前は使用されていました。

このような銀色でくすんだ色をしています。
昔の治療方法で、みなさんのお口の中にもあるかもしれませんのでよく見てみてください。

アマルガムには水銀が含まれています。

私たちが熱いお茶やコーヒーなどの飲み物や、食事でいろいろな食べ物をかんだりすると
歯の治療で詰められたアマルガムから水銀が溶け出して体内に吸収されてしまいます。

水銀が体内に吸収されると、様々な症状を引き起こす原因となります。
アレルギー症状や原因不明の病気がある場合、アマルガムを除去すると症状が改善する場合があります。

ただしアマルガムを除去するときには、アマルガム中の水銀が体内に吸収されないよう細心の注意が必要です。
患者さんだけでなく、歯科医師アシスタントも体内に水銀が入ってしまわないよう、しっかり防御対策をして安全にアマルガムを除去することが必要です。

アマルガムを除去する場合は患者さんも歯科医師やアシスタントも、大げさに聞こえるかもしれませんが、命がけの行為だと思います。

投稿者:加藤歯科医院 院長 加藤気白