インプラントはチタン製のネジでできています。

チタンはアレルギー反応の少ない金属です。
チタンは腕時計などにも使われている金属で、
金属アレルギーがある人でもほとんどかぶれることがない体に優しい金属です。

私も多少金属アレルギーがあり、ステンレス製の腕時計をはめると汗をかいたりするとかぶれたりしますが、チタン製の腕時計の場合はほとんどかぶれることがありません。

インプラントの被せを作っていく場合、まずインプラントを埋める手術をします。
外科手術が必要で、骨の幅が十分ある場合は骨にドリルで穴を開けて、そのままインプラントを埋めることができます。

骨の幅が狭い場合は、骨を広げる処置をしてからインプラントを埋めていきます。
埋めたインプラントが骨にくっつくまでに約3か月程度かかります。

インプラントが骨にくっついたら、それから歯の上の部分を作っていきます。

かぶせを作っていくためには昔はお口の中に粘土のようなものを入れて型を取っていましたが、現在ではスキャナーというものを用いてお口の中を撮影して型採りができるようになりました。
そのため型取りが苦手な人でも比較的簡単に楽に型取りが出来るようになりました。

型取りをして歯ができたらそれをインプラントの上にかぶせていきます。

インプラントのかぶせをつける時には
セメントでくっつける場合と、ネジを使ってくっつける方法があります。
セメントでくっつける場合は見た目がほとんど普通の歯と変わらないような状態で被せることができます。

ネジを使ってつける場合は歯の中にネジがあり、ネジで止めた後にそのネジの部分を白い詰め物などで隠してネジが見えないようにします。

インプラントの噛む力は普通の自然な歯とほとんど同じです。
インプラントは永久に持つかと言うとそうではありません。

普通の自然な歯がお手入れが悪いと歯周病になるように
インプラントもお手入れが悪いとインプラント周囲炎というものになってしまいます。
そのため定期的にお手入れをしてインプラントの周りをいつも清潔にしておくことが大切です。

インプラントの歯ができた後も定期的に歯科医院に通って頂いてメンテナンスをしていきます。

そうすることによってより長くインプラントもたせることができます。

投稿者:加藤歯科医院 院長 加藤気白

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