スケーリングの時に、動揺歯(グラグラする歯)がある時にフィンガーレストを置く時の注意点についてお伝えしたいと思います。

例えば右下の2番3番がグラグラする場合左下2番あたりの舌側をスケーリングする時に右下2番3番あたりにフィンガーレストを置くことが多いと思いますが、もしこのこのあたりの歯がグラグラしてる場合、この左下2番の舌側のスケーリングに集中するあまり、思いっきりここにフィンガーレストをギューッと置いてしまうことがあります。

そうするとこの動揺歯に負荷を与えてしまい、最悪の場合強い力を与えてしまうとこの歯ををダメにしてしまう場合があります。もし動揺歯に力を入れてグッと行ってしまった場合、この歯が抜歯になってしまう可能性があります。

そのようなことがないよう、動揺歯がある場合のスケーリングの時には、レストを口腔外に置いて注意深くやることをお勧めします。このような左下2番の歯肉縁下の歯石を取ろうとする場合、どうしてもこの辺りにレストを置いてしまいます。ギューッとやってしまうとこの歯が駄目になってしまいます。

ですから基本はフィンガーレストを近くの歯に置いてスケーリングをしますが、動揺歯がある場合はできるだけ注意深くレストを口腔外に置くなどして動揺歯に負荷をかけないよう注意して下さい 。