歯周病
歯周病(歯槽膿漏)とは歯肉炎・歯周炎の総称であり、虫歯とともに歯を失う2大原因となっています。
歯と歯茎の間にある歯肉溝に細菌が入ることで歯肉に炎症を起こし、進行することで炎症が歯を支える歯槽骨に及びます。そして、重度の歯周病まで進むと、歯が支えられなくなりグラグラして抜けてしまうのです。
歯周病はサイレントディジーズ(静かな病気)とも言われ、気が付かないうちに進行してしまうもの。ですから、日頃からのケアが大切です。
軽度の歯周病(歯肉炎)では、炎症が起きているのがまだ歯茎のみなので、ここで適切なプラークコントロール(歯垢の除去と予防)を行うことで、健康な歯と歯茎を取り戻すことができます。
炎症が進行し、歯周組織が破壊されると歯周炎へと進行します。中度歯周病以降に見られる歯周ポケット(歯の脇の大きな溝)が形成され、さらに進むことで歯槽骨が歯を支えられなくなってしまうのです。
- 歯茎の腫れや痛みを感じる…
- 歯茎から血が出る、膿が出る…
- 固い物が噛みにくい…
- 歯茎が下がってきた気がする…
- 口臭の悪化が気になる…
そんな時は、まずお早めにご相談ください。
歯周ポケット検査について
歯周治療を行う際には、まず最初に歯周ポケット検査というものをします。
歯周ポケット検査には、基本検査と精密検査の2種類があります。
基本検査は歯周ポケットの値を1つの歯に対して1つの数字を記録します。
精密検査は歯周ポケットの値を1つの歯に対して6カ所記録します。
歯周ポケットの正常な値は約1〜3mm、中等度歯周炎で4〜6mm、高度歯周炎で7mm以上です。
この数字を見て歯周組織の状態がどうなっているかを判断して、歯石やプラークを除去していきます。
1〜3mmの浅い歯周ポケットであれば、直視で歯石を除去することが可能です。
4mm以上の深い歯周ポケットでは、直視で歯石を完全に見ることが難しいので、どうしても歯石の取り残しが起こります。歯石が残っているとそこからまた歯周組織の炎症が起こる可能性があります。
上の写真は、私が一生懸命定期的にスケーリング(歯石除去)した患者さんの抜去歯牙です。
歯ぐきの深い部分の歯石は手探りで除去するので、どうしても取り残しがあるものですが、それにしても結構な量の歯石が取りきれないで残ってしまっています。この歯石をきちんと除去するためには、歯周外科処置(歯ぐきを切開して歯の根がきちんと見える状態にして歯石を除去する手術)が必要です。
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