矯正(ワイヤー矯正、インビザラインマウスピース矯正、小児矯正)
歯並び(歯列)を整えたい、という方に。あごの骨の発育が悪く、歯の大きさに比べて顎が小さいと、歯がきちんと並びきることができず凸凹に生えてしまいます。そういった場合に、歯列矯正をすることで、歯を自然な美しいアーチ状に整えることができます。
ワイヤー矯正
最も一般的な歯列矯正の方法です。歯にブラケットという装置を取り付け、そこにワイヤーを通して少しずつ歯を動かしていきます。
歯にブラケットを付ける必要があるため、見かけがあまり良くありませんが、ブラケットには金属製以外に透明のプラスチックやセラミックでできたものもございます。
当院で行っている矯正法はP.C.Kesling博士(U.S.A)が開発したTIP-EDGE TECHNIQUE(ティップ・エッジ・テクニック)です。14~18ヶ月前後続けて治療をしていくことで、歯並びが改善され、よく噛めるようになり、フェイスライン(顔輪郭)も美しく改善されます。
ティップエッジプラスブラケットを使用します。
このブラケットは、それぞれの歯の理想的な角度が最初から組み込まれています。
そのため、角ワイヤーを入れることにより歯が自動的にきちんと並ぶように設計されています。
Stage One
Stage Two
Stage Three
の3つのステージに分けて治療します。
Stage One(.016″Tip-Edge Wire使用)
1,上下顎前歯の叢生と捻転の除去
2,Overjet,Overbiteの改善(1〜2mm)
3,犬歯関係をⅠ級にする
Stage Two(.022″Tip-Edge Wire使用)
すべての抜歯空隙を閉鎖すること
Step1:前歯群を遠心移動
Step2:臼歯群を近心移動して抜歯空隙の閉鎖を完了する
Stage Three(.0215″×028″Stainless Steel Wire と .012″Nickel Titanium Wire使用)
1,全ての歯における理想的な歯軸傾斜の達成(トルクとアップライトの仕上げ)
2,Stage One、Stage Twoで達成された改善の維持
このように治療を進めていくことで歯並びをきれいにしていきます。
インビザラインマウスピース矯正
マウスピース矯正(インビザライン)は、見えない矯正とも言われ、透明で目立たず自分で付けたり外したりすることができます。
食事や歯磨きの際に外すことができるので、衛生的です。また、痛みも少ないのが特徴です。世界で550万人以上の方がこの方法で矯正をしています。
i-Teroを令和2年1月から導入しています。
口腔内をカメラで撮影することにより、インビザラインマウスピース矯正装置が製作できます。
従来の型取りで作製した装置よりも適合の良い、精度の高い装置の製作が可能です。
i-Tero
費用 800,000円(税込み)
インビザラインマウスピース矯正治療の流れ
1.資料採取
i-Teroスキャン(i-Teroで口腔内を撮影します)
レントゲン撮影(パノラマ、セファロ)
顔正面・顔横顔写真撮影
口腔内写真撮影
2.診査・診断
インビザラインクリンチェック治療計画の作製
(コンピューター上でどのように歯を動かしていくかをシミュレーションしていきます)
セファロ分析
模型診断
3.インビザラインマウスピース装置製作
マウスピースが出来るまで、約1ヶ月程度お待ち下さい。
4. 定期検診
7週間に1回来院していただき、その都度新しいマウスピース装置をお渡しします。
その際、口腔内写真撮影と歯型を採り、歯の動きを確認、チェックします。
5,保定
歯が予定の位置まで動いたら、歯が後戻りしないように
保定装置(ビベラリテーナー)を使用していただきます
小児矯正
- 「歯科検診で、歯並びについて言及されてしまった…」
- 「できるだけ早くから矯正を始めたい…」
- 「まだしばらく様子を見ていてもいいの?」
- 「矯正は、何歳からするのが一番効果的なんだろう…」
- 「できるだけ目立たない矯正方法にしたい…」
大切なお子さんの歯並びに問題があるかも..という時、さまざまな思いが浮かぶと思います。
そして、もし矯正が必要なら、なるだけ早くからやらせてあげたい…そんな親心もあると思います。確かに子供の歯は動きやすく、幼児期から歯列矯正を行った方が短期間で、費用も安く済むという傾向があります。
このページでは一般的なワイヤー矯正ではなく、お子様ならではの矯正方法を2つご紹介をします。
床矯正(4~10歳)
あごを広げることで、歯が生えるスペースを確保する治療法です。
顎態調和法とも呼ばれ、毎日一定時間顎を広げるための器具を装着します。医師が月に1回か2ヶ月に1回ほど調整し、永久歯が生え揃うまでつけ続けるのが一般的です。
治療期間は半年から1年半程度で終わることもあれば、3年〜5年程度ということも。子供が自分で付けはずしができるという反面、痛さやわずらわしさからこっそり外してしまったり、ネジを回し忘れる、器具を紛失したり壊したりするといったリスクもあります。
そのため、お子さん本人が治療の必要性をしっかり認識し、器具を管理できる状態であることが望ましいです。
ムーシールド(3~6歳)
低年齢の受け口(成長期反対咬合)の治療のために、ムーシールド(子供用マウスピース)を着用する方法です。就寝時のみの着用で十分効果があり、永久歯が生えそろうまで待つことなく3歳から治療に入ることができることから人気の矯正方法となっています。
矯正治療の費用・期間について
1,矯正費用はトータルいくら?
当院での矯正治療の費用は
診断料 33,000円
調整料(月1回) 3,000円
マウスピース矯正 800,000円
ワイヤー矯正(セラミックブラケット) 770,000円
ワイヤー矯正(メタルブラケット) 660,000円
床矯正 264,000円
2,矯正期間はどれくらい?
歯並びの程度により個人差がありますが、概ね3年間くらいかかります。
3,通院回数は何回くらい?
1ヶ月に1回歯並びをチェックすることが多いので、3年間だと36回通院することになります。
通院時には
・歯型を採ってかみ合わせをチェックします
・お口の中を清掃します
・歯の写真を撮って歯並びをチェックします
4,マウスピース矯正で治療可能?
歯の表面にアタッチメントというものを付けることにより、3次元的に歯を動かすことがほとんど全ての症例に適用可能な矯正装置です。
マウスピース矯正は、歯の遠心移動(歯を奥に移動させること)、また装置を付けることによってかみ合わせを高くすることができるので、顎関節症を改善したり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療にも応用可能です。
5,その他にかかる費用負担はある?
当院では診断料、装置代、チェック料以外には費用はかかりませんが、装置を故意に壊したりした場合などには実費を頂くことがあります。
マウスピース矯正で出来ることとして
1,歯並びを治す
マウスピースを約1週間ごとに新しいものに交換して、少しずつ歯を動かして歯並びを治します。
2,顎関節症を治す
マウスピースを入れることにより、マウスピースの厚さの分だけかみ合わせの高さが高くなります。
そのため奥に押し込められていた顎関節が前方に移動することにより顎関節の負担が減り、
顎関節症の症状が改善していきます。
3,いびき、睡眠時無呼吸症候群の症状改善
マウスピースを入れることにより、マウスピースの厚さの分だけかみ合わせの高さが高くなります。
そのためのどの奥に押し込められていた舌がゆるんで、のどの奥にスペースができて、呼吸が楽になります。
このように、マウスピース矯正はワイヤー矯正と違って、歯並びだけでなく、顎関節症やいびき、睡眠時無呼吸症候群の症状改善を行うことができる矯正方法です。この様なお悩みをお持ちの方はマウスピース矯正を行っている歯科医院にご相談されると良いかと思います。
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